【9月16日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は16日、オランダ・ハーグ(The Hague)の国際刑事裁判所(ICC)による「麻薬戦争」に関する本格捜査について、協力しないと表明した。同大統領の首席法律顧問が明らかにした。

 サルバドール・パネロ(Salvador Panelo)大統領首席法律顧問は地元ラジオ局DZBBに対し、「まず第一に、フィリピンは(ICC設立条約の)ローマ規程を脱退しており、ICCはわが国に対し司法権を有していない」と主張。「ICCのメンバーがフィリピンに情報や証拠を収集しに来ても入国させない」と強調した。(c)AFP