【9月16日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-jong)党副部長は15日、同国のミサイル発射をめぐる韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領の発言を「中傷」と非難した。北朝鮮の国営メディアが報じた。

 韓国軍によると、北朝鮮は同日、日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射。韓国はその後、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功し、SLBM技術を有する世界で7番目の国となった。

 発射実験に立ち会った文氏は、北朝鮮の行動を「挑発」と表現。与正氏はその数時間後、文氏に対する批判を展開した。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)によると、与正氏は韓国政府が「自国による同様の行動については平和を支持する正当な行為とし、われわれの行動は平和を脅かす行為だとする非論理的な態度」を取っていると非難した。(c)AFP