【9月14日 AFP】シンガポールの動物園「リバー・サファリ(River Safari)」は10日、先月同国で初めて誕生したパンダの赤ちゃんの性別が雄だと発表した。20日まで名前を募集している。

 10日が14歳の誕生日だった父親「凱凱(Kai Kai)」は、贈られた干し草やペレット状の餌が詰め込まれた「キャンドル」や「プレゼント」を夢中で破っていた。くす玉を引っ張ると青い紙吹雪が舞った。

 赤ちゃんは、12歳の「嘉嘉(Jia Jia)」に人工授精を行い、8月14日に誕生した。

 凱凱と嘉嘉は2012年、中国から10年間貸与されたもので、同動物園は現在中国当局と延長協議をしている。しかし、同動物園を運営するワイルドライフ・リザーブ・シンガポール(Wildlife Reserves Singapore)によると、子どもについては親離れする2歳までに返還されることになっている。

 同動物園を訪れた女の子(13)は「中国に戻らず、ずっとシンガポールにいてほしい」と話した。

 映像は10日撮影。赤ちゃんパンダの映像はワイルドライフ・リザーブ・シンガポールが8月31日から9月7日にかけて撮影したもの。10日提供。(c)AFP