【9月13日 CGTN Japanese】2021世界ロボット大会が10日から13日にかけて北京で開催されました。スイスに本社を置くロボット大手のABB、安川電機、日本の空気圧制御機器メーカーであるSMC、および中国の新松ロボット自動化会社などを含む全世界のロボット製造分野の一流企業130社余りが出展し、サービス、工業、特別支援などの分野の最新製品を含む500種余りの展示品やソリューションが展示されました。

 SMCは中国に進出してすでに27年になり、中国市場を楽観しています。SMC自動化有限公司の馬清海(Ma Qinghai)社長によりますと、昨年、同社の中国市場での営業収入は20%あまり成長し、今年1月から8月までは昨年の同時期に比べて50%増加したとのことです。馬社長は、「世界市場からみて、以前は中国市場の占める比率は5%にも満たなかったが、今年はその比率が30%近くになった。当社の販売高は1996年には数千万元だったが、今年は100億元に達し、百倍も増加した」と述べました。

 馬社長はまた、「中国市場には非常に自信を持っている。中国経済は感染症の衝撃を経て、現在は自動車製造などの伝統的な分野でロボット設備を大量に使っているのに加え、新エネルギー業界、半導体業界でのロボットの使用も急速に増えている。私の知っている日本やドイツ、中国の一部のトップ企業は昨年の下半期以降、売れ行きが非常によく、一部の企業はフル生産でも注文に追いつかないそうだ。当社では徐々に生産能力を増やし、研究開発費の投入を拡大している」と語りました。

 世界ロボット大会は2015年に始まり、これまでに6回開催されました。今年、米国ロボット工業会(RIA)、英国工学技術学会(IET)など20あまりの国際組織が招きに応じて支援機関として参加しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News