【9月13日CGTN Japanese】中国南西部の四川省(Sichuan)綿陽市(Mianyang)にある王朗国家級自然保護区では最近、「雪山の王様」と言われるユキヒョウの姿が偶然撮影されました。ユキヒョウの映像資料は珍しく、同自然保護区で撮影されたのは今回が初めてです。

 ユキヒョウの画像を収録したのは、標高4200メートル前後の場所に設置された14台のカメラのうちの5台で、少なくとも2頭のユキヒョウが撮影されました。うち1頭は雄だと確定され、同区域にはユキヒョウが一定の数を保っていることが示されました。

 見回りのスタッフによりますと、映像ではユキヒョウ1頭が縄張りをマーキングする動きもしています。

 このほか、この5台のカメラは大量のバーラル、ヒマラヤマーモット、ターキンを撮影しており、ニホンジカ、キョン、スマトラカモシカなどの草食動物の活動映像も記録されました。これらの動物は、ユキヒョウなどの肉食動物にとって十分な食料源であり、この地域の食物連鎖の完全性も確認されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News