【9月13日 AFP】21-22スペイン1部リーグは12日、第4節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のハットトリックなどでセルタ(Celta de Vigo)を5-2で下し、560日ぶりとなる本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での一戦を白星で飾った。

 1万9874人のファンが集まった本拠地で約1年半ぶりに公式戦を行ったレアルは、サンティ・ミナ(Santi Mina)に先制点を許すとベンゼマの同点ゴールで追いついたが、フランコ・セルビ(Franco Cervi)に再び勝ち越し弾を決められた。

 しかし、後半に入りベンゼマのゴールでスコアを振り出しに戻し勢いを増したレアルは、同選手のスルーパスに抜け出したビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が逆転弾を挙げ、さらにはこの日がレアルでのデビュー戦となったエドゥアルド・カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)が追加点をマークした。

 87分にもPKを決めてハットトリックを達成したベンゼマは、開幕からの4試合で5得点と好調を維持している。

 一方、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は後半アディショナルタイム9分にトマ・レマル(Thomas Lemar)が劇的な決勝点をマークし、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)に2-1で勝利した。

 アトレティコはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が約2年4か月ぶりの復帰を果たしたが、印象に残るようなパフォーマンスは見せられず、チームがリードを許していた58分に途中交代となった。

 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)のゴールで79分に追いついたアトレティコは、中盤から駆け上がったレマルが99分に決勝点を決めた。

 逆転勝利で無敗をキープしたアトレティコに対し、2シーズンぶりの1部復帰となったエスパニョールは今季いまだ未勝利となっている。

 アウェーでオサスナ(CA Osasuna)を4-1で下し、ホセ・ボルデラス(Jose Bordelas)新監督の下で好スタートを切っているバレンシア(Valencia CF)が、アトレティコとレアルとともに勝ち点10で並んでいる。(c)AFP/Tom ALLNUTT