【9月13日 AFP】21-22イタリア・セリエAは12日、第3節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)の試合終了直前のゴールで勝利し、リーグ首位に浮上した。ACミラン(AC Milan)も4か月ぶりに復帰したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)のゴールなどで白星を挙げた。

 サッスオーロ(US Sassuolo)をホームに迎えたローマは、1-1の同点で迎えた後半アディショナルタイム1分、イタリア代表のエル・シャーラウィが見事なコントロールショットを決めた。スタジアムには歓喜の輪が広がり、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督も選手の元へ駆け寄って、叫び声を上げる観客の前で喜んだ。

 ラツィオ(SS Lazio)と対戦したミランは、ラファエル・レオン(Rafael Leao)とイブラヒモビッチのゴールで2-0の勝利を収めた。昨季終盤に膝を負傷し、3週間後には40歳になるイブラヒモビッチは、後半途中に投入されると、それから7分後の67分、アンテ・レビッチ(Ante Rebic)のグラウンダーの折り返しを押し込んで追加点を挙げた。

 ミランを率いるステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は「彼はこういう情熱を持っている。才能は明らかだが、それに加えて情熱や、内なる炎を持っているからこそ、トレーニングに喜びを感じられるのだろう。そういう選手は、年齢の影響を感じないものだ」とコメントした。

 王者インテル(Inter Milan)はサンプドリアと2-2で引き分け、開幕3連勝を逃した。これにより、セリエAはローマとミラン、ナポリ(SSC Napoli)が勝ち点9で並び、ローマが得失点差でトップに立った。インテルとウディネーゼ(Udinese)が2ポイント差の勝ち点7となっている。(c)AFP/Terry DALEY