【9月12日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは11日、第4節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のゴールでノリッジ・シティ(Norwich City)に1-0で勝利。今季初白星を挙げて、集中砲火を浴びているミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督の肩の荷を下ろした。

 キャプテンのオーバメヤンは66分に決勝点をマーク。本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)を覆う不穏な空気を晴らし、チームは最下位を脱出した。

 アーセナルにとって67年ぶりの開幕3連敗スタートとなり、解任まで猶予は4試合と報じられていたアルテタ監督は、代表戦によるリーグ中断期間が指導者キャリアにおいて最も有意義な時間だったと明かした。

「苦しまなければならなかったが、試合に勝つにはこのような形になるだろうと思っていた。3敗して事態は複雑になった。この10〜14日間はプロキャリアにおける最高の日々であった。最も簡単だったという意味ではなく、最も素晴らしかった」

 ファンもアルテタ監督に心からの拍手を送った。指揮官はGKアーロン・ラムズデール(Aaron Ramsdale)や日本代表DF冨安健洋(Takehiro Tomiyasu)にクラブデビューを飾らせるなど、フレッシュなメンバーを先発メンバーに組み込んだ。

 プレミア初出場の冨安は、ハーフタイムを前に放った強烈なボレーシュートがわずかに外れたもののスタジアムを再び活気づけ、ファンのハートを瞬く間につかまんばかりだった。(c)AFP/Imran Marashli