【9月12日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは11日、第4節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は復帰したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2得点を決め、4-1でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に快勝した。緊張がある中で期待を上回るプレーを見せたことに、ロナウド本人も「信じられない」と認めた。

 36歳のロナウドは8月、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からの加入が電撃的に決まり、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)へ去って以来12年ぶりとなるユナイテッド復帰が決まった。そしてこの日はオールド・トラフォード(Old Trafford)の7万6000人のファンの前で前後半にそれぞれゴールを決め、見事な復帰戦を飾った。

 チームはその後、ブルーノ・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)とジェシー・リンガード(Jesse Lingard)にもゴールが生まれ、リーグ首位に浮上した。

 ユナイテッドの名高い背番号7のユニホームをまとって再びピッチに立つ日を、不安も感じながら待っていたロナウドにとっては、想像以上の復帰戦になった。

 ロナウドは英BBCに対して「2ゴールは予想していなかった。1点は取れるかなと思っていたが、2点は考えていなかった。ファンと、彼らがきょうしてくれたことに感謝しないといけない。とても誇らしい気持ちにさせてもらった」とコメントした。

「もちろん2ゴールはうれしい。それを否定するつもりはないが、一番大切なのはチームと、チームでいいプレーができたことだ」

「信じられない。試合が始まったときはすごく緊張していた。試合を通じて名前を呼んでもらえるとは思っていなかった。そうは見えなかったかもしれないが、とても緊張していた。信じられないような歓迎を受けているが、自分は勝利をもたらしてチームを助けるためにここにいる」

「信じられない瞬間だった。非常に緊張していたが、いいプレーをしたかったし、チームを助ける力がまだあるところを見せたいと昨晩から思っていた」

 ユナイテッドを離れてから10年以上がたち、その間にレアルとユベントスで史上最高の選手の一人としての地位を確立したロナウドだが、プレミアリーグへの親しみは持ち続けていたという。

「ここは信じられないクラブで、非常に誇らしい。自分を誇りに思ってもらえるように、すべてをささげるつもりだ」と話すロナウドは、「イングランドのサッカーが世界のどの国とも違うのはみんな知っていることで、正直に言えば一番特別だ。自分も18歳でここへ来て信じられない歓迎を受けた。それが戻ってきた理由だ」とコメントしている。(c)AFP