【9月11日 AFP】米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のトレバー・バウアー(Trevor Bauer)は、女性への暴行容疑がかけられている中で今季終了まで休職扱いとなり、残りの試合ではプレーしないことになった。同選手の代理人が10日、明らかにした。

 複数のメディアは、米大リーグ機構(MLB)と選手会(MLBPA)が、昨季のナ・リーグ、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)に選出されたバウアーの休職期間をワールドシリーズ終了まで延長することで合意したと報じた。

 暴行容疑が浮上してリーグから休職を命じられ、7月からプレーしていない30歳のバウアーは、被害者とされる27歳の女性から、今年の4月から5月にかけて、同選手と性行為をしていた際に、殴られたり意識を失うほど首を絞められたりしたと訴えられている。

 バウアーは一連の暴力行為を否定しており、弁護士や代理人を通じて全ての行為は完全に同意の上だったと主張している。

 警察は今回の疑惑に関する捜査を完了してバウアーを書類送検しており、同選手の訴追は検察に委ねられている。この問題をめぐっては、MLBも調査を行っている。(c)AFP