【9月11日 CGTN Japanese】中国四川省(Sichuan)文物考古研究院は9日、三星堆(Sanxingdui)遺跡考古発掘の重大な成果獲得の経緯説明をする記者会見を開きました。四川省広漢市(Guanghan)にある三星堆遺跡は現在から5000年前から3000年前にかけてのものであり、中国南西部で発見された遺跡の中でも分布範囲が最も広大であり文化面の内容も最も豊富な、古い四川文化の遺跡です。

 考古学者は今回出土した文化財の中に、ウルトラマンや諸葛亮(Zhuge Liang、孔明)の「そっくりさん」を発見しました。考古学者は3号坑南部から青銅製の人物立像を発見しました。この立像の高さは20センチ程度で、それほどは大きくありませんが、その造形がテレビで放送されているウルトラマンに似ているように見えます。特に尖(とが)っている頭部や突き出している目はよく似ています。唯一の違いは、本物のウルトラマンが“ぴったりとした衣装”を身に着けているのに対し、三星堆の人物像は、ゆったりとした男性用中国服である長袍を着ていることです。

 また、同じ3号坑から出土されたもう1体の青銅の人物像は、映画やドラマ、ゲームの中の諸葛亮の姿に似ています。髪の毛をまとめて後方に流して瓦のようなかたちにしている部分は、諸葛亮がかぶっている帽子によく似ています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News