【9月10日 AFP】21NFLは9日、第1週の試合が行われ、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)はQBトム・ブレイディ(Tom Brady)の活躍もあり、試合終了間際の逆転劇でダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)を31-29で下した。

 昨季スーパーボウル(Super Bowl LV)王者のバッカニアーズは、本拠地レイモンド・ジェームス・スタジアム(Raymond James Stadium)で終盤までリードを許していたが、残り7秒の場面でライアン・サコップ(Ryan Succop)が36ヤードのフィールドゴール(FG)を決め、連覇に向けて白星発進を切った。

 グレッグ・ズーライン(Greg Zuerlein)にFGを決められ、28-29と逆転されたバッカニアーズは、残り1分22秒となる中、自陣25ヤードラインでボールを保持した。しかし、現役22シーズン目を迎えている44歳のブレイディが最後のドライブでいつものような冷静さを見せ、ロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)に重要なパスを何本かつなぐと、さらにクリス・ゴッドウィン(Chris Godwin)には24ヤードのパスを通し、チームをフィールドゴールレンジにまで押し進めた。

 7度のスーパーボウル制覇を誇るブレイディはこの日もさすがのパフォーマンスを披露し、4本のタッチダウンパスを含むパス50本中32本を成功させ、379ヤードを獲得した。

 バッカニアーズのタッチダウンのうち2本は、ブレイディの親友でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)時代のチームメートのグロンコウスキーが決めた。(c)AFP