【9月10日 People’s Daily】ここ数年、中国金融業の対外開放は段階的に推進され、計100以上の外資系銀行、保険、証券、清算機関などの金融機関の設立を承認した。

 今年6月には、シンガポールからの初の合弁証券会社の星展証券(中国)有限公司が中国証券監督管理委員会からの許可を得て、正式に業務を開始した。中国で法人銀行を設立した最初の外資系銀行の一つで、最初の人民元越境決済システムの直接清算参加者から、上海国際エネルギー取引センターが指定した最初の域外取引先保証金預託銀行に至るまで、同銀行の中国における発展の足跡は、中国の金融業の開放的な構造を反映している。

「過去40年余りの間、中国は巨大な現代金融システムを構築し、金融業界は日進月歩で発展してきた。このプロセスの中で、中国の対外開放は順を追って進み、その効果は誰もが認めるところだ。外資系金融機関の中国での業務が急速に発展している」と、星展グループ中国市場の葛甘牛(Ge Ganniu)総裁は述べた。

 マッキンゼー中国市場金融研究センターが昨年10月に発表した「中国金融開放新機会」報告書は、2018年に中国は金融市場への参入を大幅に緩和すると宣言したと指摘している。2001年の世界貿易機関(WTO)加盟時と比較すると、今回の金融開放は、金融ライセンスの開放の広さ、業務能力の開放の深さ、開放の速度のいずれにおいても、前回を上回っている。ドイツ銀行の研究チームは、中国の世界経済金融システムにおける重要度と影響力は持続的に拡大し、金融市場の開放措置の実現も加速化していることから、国際投資家と市場参加者は中国市場をより好感すると予測している。

 昨年、中国の金融業参入のネガティブリストが正式にリセットとなって以来、全額外資と外資持ち株の金融機関が中国市場で次々と出現している。今年7月17日、中国初の全額外資通貨管理会社の上田八木貨幣管理(中国)有限公司が正式に開業した。1カ月前には、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が、外商資産運用会社としては初めて、中国で独自に公募ファンド業務を開始することが許可された。同社が7月1日、初の公募商品を発表したことは、初の公募ファンドが間もなく公開されることを意味する。

 中国は外商投資法と関連法規を実施し、外商投資参入ネガティブリストをさらに縮小し、外国投資家と外商投資企業により市場化、法規化、国際化した投資環境をつくり出している。日本みずほ金融グループの太田智之(Ota Tomoyuki)首席チーフエコノミストに深い印象を与えた。「この法律は外資系企業に中国での発展を促進させ、中国民衆にもより良いサービスを提供させるものだ」。太田氏によると、中国金融市場の持続的な拡大と開放は、中国と世界にとって益するところが大きいとのことだ。

 中国光大銀行の首席銀行業界アナリストの王一峰(Wang Yifeng)氏は、金融開放は中国の対外開放の高水準での向上を示すものであり、中国経済の国際市場への一層の融合を示すものでもあるとの見方を示した。対外開放を加速することは、新しい管理経験、製品システム、リスクコントロール技術の導入に役立ち、中国金融業の実体経済サービス能力を向上させる。同時に、リスク防止能力を強化し、慎重にマクロ管理を強化し、金融監督管理の専門性と有効性を高める必要もある。(c)People’s Daily/AFPBB News