【9月9日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は8日、東京五輪への不参加を理由に、北朝鮮オリンピック委員会の資格を2022年末まで停止すると発表した。22年の北京冬季五輪も対象となる。

 北朝鮮は東京五輪開催に当たり、IOCが提示した新型コロナウイルス対策案をすべて拒否。200以上のオリンピック委員会の中で唯一、東京五輪への参加を拒否したことで、五輪憲章に違反した。

 記者会見したバッハ氏は、北朝鮮の選手が北京冬季五輪への出場権を得た場合、IOCは「適切な決断」を下すと述べた。

 資格停止処分により、国際社会からの制裁によって保留されていたIOCの支援は永久凍結されることになる。また、北朝鮮は資格停止中、IOCから一切の支援を受けられなくなる。(c)AFP