【9月9日 AFP】米ニューヨーク市当局は7日、2001年9月11日の同時多発攻撃の犠牲者について、最新DNA鑑定技術により新たに2人の身元を特定したと発表した。事件発生から20年の節目を数日後に控える中での発表となった。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)による世界貿易センタービル(World Trade Center)への攻撃では、2753人が死亡した。

 市検視局によると、今回1646人目と1647人目の身元が判明。犠牲者の身元特定は、2019年10月以来となった。

 1646人目はロングアイランド(Long Island)のヘムステッド(Hempstead)在住だったドロシー・モーガン(Dorothy Morgan)さん。1647人目は男性で、遺族の希望で氏名は公表されていない。

 バーバラ・サンプソン(Barbara Sampson)市検視局長は今回の発表の中で「20年前、われわれは世界貿易センターの犠牲者遺族に対し、どんなことをしてでも、どんなに長い時間がかかろうとも、愛する人々の身元を特定すると約束した。今回新たに2人の身元が特定されたが、われわれはこの厳粛な責務を果たし続けていく」と述べた。

 犠牲者の40%に当たる1106人の身元は、依然判明していない。同局は、DNA解析の次世代技術が最近導入されたことにより、さらなる身元特定の可能性があるとしている。(c)AFP