■「決して消えない」光景

 旧タリバン政権下の公開処刑を忘れた人はいない。テレビやビデオを含む娯楽の全面禁止も忘れていない。

 シャリフィ氏はカブールのサッカー競技場で行われた公開処刑を「ありありと覚えている」と語った。斬首や手足の切断もあった。

「自転車に乗って中央市場に行く途中で(中略)壊されたテレビやテープレコーダー、カセットテープをたくさん見ました」とシャリフィ氏は言う。「それがいつも頭に浮かびます。決して消えません」

 殺害の脅迫を何年も受けてきたシャリフィ氏にとって、最大の懸念は暴力を受けることではない。「怖いのは発言ができなくなることです」と語る。

「何が私を突き動かしているのかといえば、言いたいことを言いたいということです。(中略)表現の自由が欲しいのです」 (c)AFP/Qasim Nauman