【9月8日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、18歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が途中棄権したことを受け、大会第12シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)が準決勝へ駒を進めた。

 オジェ・アリアシムは6-3、3-1とリードしていたところで、対戦相手のアルカラスが脚のけがのため棄権し、自身初の四大大会(グランドスラム)4強入りを決めた。準決勝では第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と顔を合わせる。

 メドベージェフとは2018年のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2018、当時のロジャーズ・カップ<Rogers Cup 2018>)で顔を合わせ、そのときは敗れている。

 オジェ・アリアシムは「夢のような出来事だ」と喜び、「最後は奇妙な終わり方だったが、次は世界最高峰の選手と対戦するチャンスになる」と話した。そして「突破できてうれしいし、次も勝利を目指したい」と意気込んだ。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の叔父で、元コーチでもあるトニ(Toni Nadal)氏に師事していることについては「素晴らしいコミュニケーションが取れている。いい仕事ができているし、結果もついてきている」と手応えを口にした。(c)AFP