【9月8日 AFP】ジンバブエ政府は7日、新型コロナウイルスワクチンの接種を促すため、公務員に接種を義務付け、従わない場合は退職を迫る方針を示した。

 ジンバブエはすでに、市場やジム、飲食店などの利用にワクチン接種証明の提示を義務付けており、一部の民間企業はこれに倣い、従業員に接種を義務付けている。

 このため、十分な量のワクチンが供給されていない接種センターでは、早朝から大行列ができることも珍しくない。

 ジンバブエのジヤンビ・ジヤンビ(Ziyambi Ziyambi)司法・法律・議会相は地元ラジオ局の番組に出演し「公務員ならば、自らが仕える国民を守るためにワクチン接種を受けなさい」と述べた。

 さらに、「だが、自らの権利を享受したいのならば(中略)辞めてもらっても構わない」と述べ、教員も例外ではないと補足した。

 ジンバブエの公務員の数は、教員約10万人を含め約30万人となっている。

 ジンバブエはこれまで、中国、インド、ロシアで製造されたワクチンを使用してきたが、最近になって米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンの緊急使用を承認した。(c)AFP