【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は6-3、6-0、4-6、7-5で予選勝者のボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)を退け、3年連続のベスト4入りを果たした。

 メドベージェフは2年前の全米オープンと今季の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)で決勝に進出しているが、まだ四大大会(グランドスラム)初優勝には手が届かずにいる。

 全豪決勝で敗れたノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、こちらも男子シングルスでは1969年以来となる年間グランドスラムを目指して勝ち上がっており、メドベージェフが準決勝を突破すれば今回も決勝で当たる可能性がある。

 それでもメドベージェフは「彼のことは考えていない。ここまでを見れば分かるように、誰が誰を倒してもおかしくない」と話し、「もし彼が決勝に進んで、自分もそこにいられたらうれしいし、向こうもきっと満足だろう」と続けた。

 メドベージェフは準決勝で、18歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と第12シードの21歳フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)の勝者と対戦する。どちらが勝ち上がってきても、グランドスラム準決勝は初経験の相手との対戦になる。(c)AFP/Jim SLATER