【9月8日 AFP】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)の最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ(Hibatullah Akhundzada)師は7日、同組織が政権を掌握して以来初となる声明を出し、新政権に対しシャリア(イスラム法)を守るよう命じた。

 アクンザダ師はこれまで一度も公の場に姿を現したことがない。今回の声明は英文で出された。

 同師は国民に向け、新内閣に起用された面々が「イスラムの規範とシャリアを守るために懸命に取り組むことを保証する」と表明。新政権が「持続する平和と繁栄、発展」を確保するとし、「人々は国を去ろうとするべきではない」と呼び掛けた。

「(タリバンが樹立する)イスラム首長国はいかなる人も問題視しない」とし、「皆が、体制とアフガニスタンの強化に参加する。これにより、われわれは戦争で荒廃した国を再建する」と表明した。(c)AFP