【9月7日 CGTN Japanese】上海市浦東新区市場監督管理局はこのほど、「中華人民共和国反不正競争法」に基づき、ヤクルト関連会社の上海益力多乳品有限公司に対して、「プロバイオティクスの新型コロナウイルス感染に対する重要な予防治療効能」を宣伝したとして、罰金45万元(約766万円)を科しました。

 処罰公報によりますと、上海益力多乳製品有限公司は、中国で新型コロナウイルス感染拡大が完全に収束していなかった時期に、「プロバイオティクスの重要な予防治療効能」を宣伝し、しかも「新型コロナウイルス感染による肺炎の診療方案」(中国国家衛生委員会が配布した同感染症治療の指導文書)を引用して根拠としました。同宣伝は、消費者の関心と信頼度を高め、プロバイオティクスが新型コロナウイルス感染症に対する予防治療効能があると誤解させるおそれが極めて高い行為です。同社はこの宣伝行為によって、ヤクルトの乳酸菌製品の販売量を伸ばして競争で優位に立ち、他のプロバイオティクス製品を競争から排除、または妨害したとされました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News