【9月6日 AFP】英女優で歌手のジェーン・バーキン(Jane Birkin)さん(74)が、数日前に軽度の脳卒中を起こしたとして、フランス・ドービル(Deauville)で開催中の映画祭への出席をキャンセルした。バーキンさんの家族が6日、発表した。「容体は安定している」という。

 バーキンさんのかつてのパートナーは、仏歌手で映画監督の故セルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)さん。

 二人の娘のシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)さんが、バーキンさんのドキュメンタリー『ジェーン(Jane)』を監督し、今年のカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)に出品した。

 バーキンさんは3日にドービルで開幕した米国映画祭(American Film Festival)に出席し、同作についてディスカッションを行う予定だった。

 1946年12月14日にロンドンで生まれたバーキンさんは、フランスで最も愛されてきた英国人アーティストの一人で、ゲンズブールさんの元パートナーとして、またゲンズブールさんが残した1960~70年代の物悲しいメロディーと共に、人々の記憶に刻まれている。

 バーキンさんの体調は、7月に開かれたカンヌ映画祭をはじめ、最近公の場に姿を見せた際には良好とみられていた。(c)AFP