【9月7日 Xinhua News】中国湖南省(Hunan)張家界市(Zhangjiajie)では新型コロナウイルスの流行が下火となり、市内にある天門山国家森林公園が8月27日から営業を再開した。観光客に美しい風景を提供するため、天門山風景区の岩壁清掃員は8月30日から再び「スパイダーマン」(命綱にぶらさがって清掃する作業員)となり、遊歩道と岩壁の清掃作業を行っている。

 遊歩道は大部分が山沿いの崖の上に設置され、全長は約7キロに及ぶ。同風景区の高所作業員、楊飛躍(Yang Feiyao)さんと同僚らは、1か月ぶりに数十メートルから百メートル以上の高さで清掃作業を再開。遊歩道を歩きながら、下に広がる岩壁にごみが落ちていないかを確認している。

 桟道の東ルートでは、約15メートル下の壁で作業を行う必要がある。命綱1本でぶら下がる作業員の足元には、千メートル以上何もない空間が広がっている。(c)Xinhua News/AFPBB News