【9月6日 AFP】王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は5日、この日軍事クーデターが起きたギニアから代表チームが退避したと発表した。モロッコは6日に2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)のアフリカ予選でギニアと対戦する予定だった。

 FRMFのモハメド・マクロフ(Mohamed Makrouf)氏はAFPに、代表チームが「移動を開始し、モロッコへの帰路の途中」であると明かした。この発表の前に同氏は、ギニアの首都コナクリのホテルでチームの安全は確保されており、連盟として選手を救出する準備を進めていると話していた。

 クーデターを受けて国際サッカー連盟(FIFA)は、全ての選手の安心と安全を確保し、試合に関わる全ての人を守るため、予選を延期すると発表していた。

 コナクリ市内に銃声が鳴り響いたこの日、クーデター首謀者はアルファ・コンデ(Alpha Conde)大統領を拘束したと発表。AFPには大統領が兵士に囲まれている映像が送られてきた。一方で政府は大統領府への攻撃を「撃退した」と発表している。

 ギニアは鉱物資源が豊富であるにもかかわらず最貧国の一つで、政情不安が長期にわたり続いている。(c)AFP