中国の輸出入総額が大幅増 1~7月の貿易黒字は33兆円
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【9月6日 People’s Daily】中国税関総局は8月7日、中国の輸出入総額が14か月連続で前年同期比プラス成長を維持したと発表した。今年1~7月の輸出入総額は前年同期比24.5%増の21兆3400億元(約362兆7800億円)。このうち輸入は24.4%増の9兆6800億元(約164兆5600億円)、輸出は21.4%増の11兆6600億元(約198兆2200億円)で貿易黒字は24.8%増の1兆9800億元(約33兆6600億円)となった。
税関総局は1~7月の輸出入データを説明した。東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、米国など主要貿易相手国との輸出入は軒並み増加した。中国の最大の貿易パートナーであるASEANとの総額は前年同期比24.6%増の3兆1200億元(約53兆400億円)、第2のパートナーのEUとの総額は23.4%増の2兆9600億元(約50兆3200億円)だった。中国政府が進める巨大貿易圏「一帯一路(Belt and Road)」沿線国家との総額は25.5%増の6兆3000億元(約107兆1000億円)に上った。
民間企業の輸出入総額は前年同期比31%増の10兆2300億元(約173兆9100億円)。全体の47.9%を占め、2.4ポイント増加した。外資系企業は全体の36.4%、国営企業は15.3%を占めた。
品目別でみると、機械・電機製品の輸出は6兆8800億元(約116兆9600億円)に上り、輸出全体の59%に達した。このうち自動データ処理機械と部品は8792億8000万元(約14兆9477億円)、携帯電話が4852億1000万元(約8兆2485億円)、自動車が1140億8000万元(約1兆9393億円)だった。
税関総局の李魁文(Li Kuiwen)報道官は「国内経済の安定が対外貿易を促進した」と分析。上半期の中国経済は工業生産、設備投資、固定資産投資、社会消費など主要な経済指標が好調を持続しており、生産需要が回復したことが対外貿易の成長にもつながった。
世界経済が回復基調にあることも外需を押し上げた。国際通貨基金(IMF)は4月、2021年の世界経済の成長率が6%になると推計。世界銀行も6月に今年の成長率を5.6%と見込んでおり、国際貿易と中国製品の輸出を後押しする役割を果たした。
中国の2020年上半期の輸出入総額は前年同期比でマイナス3.3%となり、2018年と同水準だった。今年に入り多くの商品市場が全体的に上昇基調となり、先物取引価格から算出されるCRB指数は年初から25%増となり、昨年上半期の底値と比べると2倍になった。今年上半期の中国の輸入物価指数は前年比108.5となり、輸入の伸びに対する寄与率は35.4%だった。
今後の対外貿易について李魁文報道官は「新型コロナウイルスは依然として世界中に広がっており、不確定要素が多い。昨年下半期の中国の対外貿易は前年同期比で27%近く増加したので、今年の下半期は減速する可能性はある。ただ、今年1年を通じては成長をキープできるだろう」とみている。(c)People’s Daily/AFPBB News