【9月6日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は6-3、6-4、6-3で第24シードのダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)を下し、四大大会(グランドスラム)ここ5大会で4度目の8強入りを果たした。

 今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に、2019年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れたメドベージェフは、グランドスラム初優勝を目指している。

 今大会4試合で1セットも落としていないメドベージェフは、「今はただ再び決勝に進みたい。また記憶に残ることをしたい。今度はできればもっと良いものを手に入れたい」 と話した。

 準々決勝でメドベージェフは、世界117位のボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)と戦う。ファン・デ・ザンスフルプは第11シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)との4時間20分の激闘を6-3、6-4、5-7、5-7、6-1で制して勝ち進んだ。

 予選勝者のファン・デ・ザンスフルプは、「言葉が見つからない。多くの試合でプレーしきた。敗退の瀬戸際まで追い込まれることもあったが、それを乗り越えて勝利してきた」とコメントした。

 全米オープンで予選勝者の最高成績は8強となっており、ファン・デ・ザンスフルプは1999年のニコラス・エスキュデ(Nicolas Escude)氏(フランス)、2008年のギル・ミュラー(Gilles Muller)氏(ルクセンブルク)に肩を並べた。(c)AFP/Jim SLATER