【9月6日 Xinhua News】英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)はこのほど、2022年版の世界大学ランキングを発表した。中国の清華大と北京大が、中国本土勢として過去最高位となる16位に入った。

 今年は99カ国・地域の1662校が対象となり、中国は4番目に多い97校が含まれた。最多は米国の183校で、日本の118校、英国の101校がこれに続いた。

 ランキングは、英オックスフォード大が6年連続の首位。上位200校に中国本土勢から過去最多の10校がランクイン。清華大と北京大のほか、復旦大、浙江大、上海交通大、中国科学技術大、南京大、武漢大、南方科技大、華中科技大が名を連ねた。

 THEのフィル・ベイティ最高知識責任者(CKO)は、世界の名門校は長い歴史や名声、世界的な地位、収入の確実性をよりどころに長期にわたってランキングの上位を占めてきたとした上で、THEのデータが示すように世界各地の高等教育は大きく転換しており、中でも中国本土の変化が最も速いと指摘した。

 また「中国本土の大学は清華大が昨年初めて上位20位に入り、今年は北京大と合わせて計2校に倍増した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による影響があったにも関わらず、中国本土の大学はTHEの世界ランキングで順位を上げ続けている」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News