【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は4日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が2-6、6-1、6-7(5-7)でシェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)に敗れる波乱があった。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)女王のバーティは、第1セットを落とした後に勢いを取り戻したが、最後は6ゲーム中5ゲームを相手に取られてショッキングな敗退を喫した。

 一方のロジャースは、これまでバーティとの対戦は5戦全敗だったが、最後まで諦めることなく、最終セットの第8ゲームと第10ゲームをブレークすると、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)の観客も味方につけて勝利した。

 ロジャースは「まだ大会を去りたくなかった」と話し、「とにかく自分に、ボールを打って試合に生き残ろう、今まで全部負けているんだから、これ以上は悪くなりようがないと言い聞かせた」と続けた。

「相手よりも毎ポイント粘ろうと心がけた。問題を解決できた自分に満足している。次のラウンドに進めてとてもうれしい」

 ロジャースは次戦、世界ランキング150位の予選勝者エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)と対戦する。18歳のラドゥカヌはサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)に6-0、6-1で圧勝した。(c)AFP