【9月5日 AFP】東京パラリンピックは4日、車いすテニス男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードの国枝慎吾(Shingo Kunieda)は6-1、6-2で第8シードのトム・エフベリンク(Tom Egberink、オランダ)を下し、2大会ぶりに金メダルに輝いた。

 四大大会(グランドスラム)通算45勝の国枝は、2008年北京大会、2012年ロンドン大会に続く3個目のシングルス金メダルを獲得した。

 最後はエフベリンクがショットをネットにかけて勝利し天を仰いだ国枝は、対戦相手と抱き合う前に目に涙を浮かべた。

 前夜の男子ダブルス3位決定戦で銅メダルを逃した国枝は、2016年リオ大会の準々決勝で敗れたときには引退を考えたという。「まだ夢の中にいるような気持ち。この日のために全てを費やしてきたので報われて良かった」

 また、バドミントン女子シングルス(車いすWH1)決勝では、里見紗李奈(Sarina Satomi)が14-21、21-19、21-13でスジラット・プッカム(Sujirat Pookkham、タイ)に逆転勝利し、同種目の初代女王に輝いた。(c)AFP