【9月6日 Xinhua News】中国工業・情報化部(工信部)の肖亜慶(Xiao Yaqing)部長はこのほど、北京市で開かれた第5世代移動通信システム(5G)に関する国際イベント「世界5G大会」で、中国の稼働済み5G基地局数が99万3千カ所に上り、地級市の全て、県・区の95%以上、郷・鎮の35%をカバーしていると明らかにした。

 肖氏は、中国の5G端末・スマートフォン接続数が3億9200万台を超え、5Gの応用事例も1万件を上回ったと説明。鉄鋼や電力、鉱山など国民経済にとって重要な22の業界と関連分野に広がり、さまざまな応用シーンが生まれており、中国の質の高い発展をけん引する新たなエンジンになっていると述べた。

 同大会は世界初の5G分野における国際イベントで、19年に北京で初めて開催された。大会では5Gの建設加速から応用、融合までのプロセスが示され、各界や多くの業界関係者から幅広い注目を集め、多くの関係者が参加しており、世界5G産業の発展と応用シーンの革新を推進する重要な交流の場となりつつある。(c)Xinhua News/AFPBB News