【9月4日 AFP】今年1月に起きた米連邦議会襲撃事件で、上半身裸で角つきの毛皮の帽子をかぶり、やりを持って議会に乱入して注目を集め、議会の手続きを妨害したとして起訴されていたジェイコブ・アンソニー・チャンズリー(Jacob Anthony Chansley)被告が3日、起訴内容を認めた。

 チャンズリー被告らが連邦議会議事堂に侵入し、上院の議場を占拠した様子は世界中に配信された。同被告は極右陰謀論「Qアノン(QAnon)」を支持しており、そのいでたちから「Qアノンのシャーマン」として知られるようになった。

 チャンズリー被告はビデオリンク方式で出廷し、問われている六つの罪の中で最も重い罪を認めた。

 自らの「精神的な弱さ」を認めたチャンズリー被告は精神鑑定を受けたが、判事はチャンズリー被告には裁判を受ける能力があると判断した。

 判決は11月17日に予定されており、量刑ガイドラインによると、チャンズリー被告には3年5月~4年3月の禁錮刑が科される可能性がある。(c)AFP