【9月5日 CGTN Japanese】中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)哈密(クムル)市にあるタワー式溶融塩太陽熱発電所はこのほど、送電グリッドと接続して発電を始めており、毎年1億9800万キロワット時(kWh)のクリーン電力を供給する見込みです。1万4500枚のヘリオスタットは太陽の移動に合わせて回転し、日光を集熱塔の頂部に集めて光電変換を行います。1万4500枚のヘリオスタットを空から見ると、一面の「銀色のひまわり畑」のようで、とても素晴らしい眺めです。

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 タワー式溶融塩太陽熱発電は、従来の太陽光発電方式とは全く違う新しいタイプの発電方式です。発電所構内のヘリオスタット(1枚の平面鏡で太陽からの光を地上にある特定の方向に反射する装置)は、太陽に合わせて回転し、太陽光を効率的に吸収することができます。非常に優れた熱貯蔵材料である溶融塩はより多くの熱を吸収し、十分な光電変換を実現できます。

 伝えられるところによりますと、このタワー式溶融塩太陽熱発電によって生まれる熱とその効率は太陽光発電の2倍です。また、溶融塩タワー式光熱発電は持続的に発電でき、基本的には過負荷もないということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News