【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)に6-1、6-0、6-3で快勝した。

 11本のサービスエースを奪い、わずか1時間14分でラモス・ビノラスを下した24歳のズベレフは、「自分の思うように試合が進んでからは、できるだけ素早くプレーし、彼に時間を与えないようにした。プッシュしようとし続け、それがうまくいった」と今大会での好調ぶりについて話した。

 第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)の長いトイレ休憩を批判してきたズベレフだが、母の助言によって改心し、誰かの悪口はもう言わないことにしたと明かした。

 物議を醸しているチチパスの長いトイレ休憩について触れずにはいられなかったズベレフだが、今回は同選手を名指しすることはなかった。

 おなじみになりつつある長いトイレ休憩について、ズベレフやアンディ・マレー(Andy Murray、英国)から批判されているチチパスは、1日のアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)戦でも8分ものトイレットブレークを取った。チチパスは直後の第4セットでマナリノを圧倒し、セットカウント3-1で勝利していた。

「ほら、つまりその…申し訳ない、母から電話がかかってくるんだ」と語ったズベレフは「誰かの悪口はもう言わない。とても長い間そうしてきたし、良い気分じゃない。そんなことはしたくない」と続けた。

「男子プロテニス協会(ATP)の規則には何かしらの調整が必要だと思う。1セットを奪った後に相手が10分以上もコートを離れればフラストレーションがたまる」

「これ以上、否定的でいたくない。他に何を付け加えればいいのか分からない」 (c)AFP/Jim SLATER