【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、6-3、6-2でタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)を下し、男子では52年ぶりの年間グランドスラム達成まであと5勝と迫った。

 34歳のジョコビッチは、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で世界ランク121位にストレートで快勝し、2014年大会で準優勝を果たした錦織圭(Kei Nishikori)との3回戦に駒を進めた。

 今大会では「これまで以上に、結果を残すことにモチベーションを高めている」といい、「大会で勝ち進み、トロフィーを手にすることを目指しているのは自分だけではない。毎日全力を尽くし、結果がどうなるか見ていく」と語った。

 男子では1969年のロッド・レーバー(Rod Laver)氏以来の年間グラウンドスラム達成を目指しているジョコビッチは、現段階では身体面よりも精神面の方が厳しいとの認識を示し、「もっとメンタルとか感情の勝負になる」と話すと、「試合が長丁場になるのは問題ない。5セット制の方が勝機をつかめると思う」と強調した。

「それよりも、周囲からの期待などコート外であらゆることへの対処が求められる」

 ジョコビッチが全米オープンで自身4回目の優勝を果たせば、今大会ではいずれもけがで欠場しているロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を上回り、男子では史上最多21回目の四大大会(グランドスラム)制覇を達成することになる。

 錦織との直接対決では、ジョコビッチが通算17勝2敗と大きく勝ち越している。2014年の全米オープン準決勝で錦織に敗れてからはジョコビッチが16連勝を記録しており、直近の東京五輪準々決勝でもジョコビッチが白星を挙げている。

 ジョコビッチ戦に向けて錦織は、「自分の方が負け越していても、いつもポジティブでいるように心掛けている」とし、「タフな試合になるのは確実だが、全力を尽くす」と意気込んだ。(c)AFP/Jim SLATER