【9月3日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は2日、各地で第4節の試合が行われ、グループBのスウェーデンはスペインに2-1で逆転勝利。同組首位に浮上し、本大会出場に向けて有利な状況となった。

 ホームにスペインを迎えたスウェーデンは、カルロス・ソレール(Carlos Soler)に得点を許し5分で先制されたが、わずか1分後にはアレクサンデル・イサク(Alexander Isak)が同点弾を挙げると、さらに後半、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)の素晴らしい突破から、最後はヴィクトル・クラエソン(Viktor Claesson)が逆転弾を決めた。

 グループBの首位に立ったスウェーデンは、消化試合数が一つ少ない中でスペインに勝ち点2差をつけている。1974年大会の予選で敗退した後、全てのW杯に出場してきたスペインだが、その連続記録を継続させるには課題が山積している。

 グループCのイタリアはホームでブルガリアと1-1で引き分け、7月に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2020)優勝後最初の試合を白星で飾れなかった。

 フェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が16分に先制点を挙げ最高のスタートを切ったイタリアは、40分にはアタナス・イリエフ(Atanas Iliev)に同点弾を許したが、同チームの連続無敗記録を35試合にまで伸ばした。

 グループJのドイツは、スイス・ザンクトガレン(St Gallen)で苦しい時間が続いたものの、リヒテンシュタインを2-0で下し、ハンジ・フリック(Hansi Flick)監督の初陣を飾った。

 時折、目に見えていら立つ様子もあったフリック監督だが、批判を浴びていたティモ・ヴェルナー(Timo Werner)とリロイ・ザネ(Leroy Sane)に得点が生まれたことに満足しているだろう。

 また、グループEのベルギーはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が2得点を挙げるなどし、敵地でエストニアを5-2で下した。

 W杯カタール大会の欧州予選では各組1位チームが本大会にそのまま出場し、2位チームはプレーオフに回る。(c)AFP/Jed Court