【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に6-3、6-4、6-7(4-7)、6-0で勝利した。試合中にまたしても長いトイレ休憩を取ったチチパスは、そのおかげもあって全米での自己最高に並ぶ3回戦に進むことができたと述べた。

 荒天のため屋内コートの試合も一時中断に見舞われたこの日、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)での一戦に臨んだ23歳のチチパスは、第3セット終了後のトイレ休憩に8分以上を使ってブーイングされたが、続く第4セットではマナリノを6-0と圧倒した。

 今大会では勝つために長い休憩を取っているとしてアンディ・マレー(Andy Murray、英国)やアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)から批判されているチチパスは試合後、最後のセットを30分でものにできたポイントについて問われると、「(トイレット)ブレークを取って、着替えたこと。びちょびちょだったし、リフレッシュできたと思う」と答えた。

「第4セットではずっと良いテニスができた。どのポイントでも粘り続くいられた」

 一方、女子シングルス2回戦では、2017年の全米オープン女王であるスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)が第21シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff)との米国勢対決に6-4、6-2で勝利した。4回戦で第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)と対戦する可能性のあるスティーブンズは、「きょうのパフォーマンスにはとても満足している」と振り返った。(c)AFP/Jim SLATER