【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は1日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第9シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)と第18シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)がそれぞれ勝利し、四大大会(グランドスラム)で2勝ずつ挙げている両者が3回戦で対戦することになった。

 2016年の全仏オープン(French Open 2016)と2017年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で優勝しているムグルサは、アンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)を6-4、6-2のストレートで下し、4度目の対戦にして同選手から初勝利を挙げた。

 ムグルサは「私たちは親友だから難しかった」と話し、「自分のペースでうまくプレーできた。それが違いを生んだ」と続けた。

 一方、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で2度の優勝を果たし、全米オープンでも決勝に3度進出した実績を持つアザレンカは、ジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)に6-3、7-6(7-1)で勝利した。

 ムグルサとアザレンカの対戦成績は過去4戦で五分で、直近の顔合わせとなった昨年のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)ではムグルサが勝利している。今年のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2021)準決勝ではムグルサの不戦勝となっていた。

 ムグルサは「とても難しい試合になるだろう。彼女はここでいつも素晴らしいプレーを見せる」と述べ、「一度良いプレーができた選手は、いつだってまた素晴らしいプレーができる。彼女は常に危険な選手。現役最高の選手の一人」と警戒。一方のアザレンカも「次はお互いにとってエキサイティングな試合になる」と語った。

 その他の試合では、第12シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)がクリスティーナ・クコバ(Kristina Kucova、スロバキア)に6-3、6-1で勝利。第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)もレベカ・マサロワ(Rebeka Masarova、スペイン)を6-2、7-5で下し、3回戦へ駒を進めた。(c)AFP/Jim SLATER