【9月2日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は1日、各地で第4節の試合が行われ、ポルトガルはアイルランドに2-1で逆転勝ち。終盤に2ゴールをマークしたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、代表での通算ゴール数で歴代1位となった。

 ホームでの一戦に臨んだポルトガルは序盤、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への復帰が前日に正式決定したロナウドがPKを失敗すると、前半終了間際に失点し0-1で後半に折り返した。

 しかしロナウドは89分、アイルランドの心を折る同点弾をマーク。これまで代表通算109得点で並んでいた元イラン代表FWアリ・ダエイ(Ali Daei)氏を超え、単独トップとなった。そして後半アディショナルタイム6分、ジョアン・マリオ(Joao Mario)のクロスに頭で合わせ、チームを逆転勝利に導いた。

 36歳のロナウドはポルトガル公共放送のRTPに「この記録は私のもので唯一無二だ。最高に幸せだし、キャリアに新たな記録が加わった」と語った。

 また、ロナウドはこれが代表通算180試合目の出場となり、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が持つ欧州最多記録に並んだ。

 同組では4試合を終えて10ポイントのポルトガルが暫定首位に立っており、消化試合数が一つ少ないセルビアが3ポイント差で追っている。

 一方、グループDの世界王者フランスはボスニア・ヘルツェゴビナと1-1のドロー。最終盤の失点でカザフスタンと2-2で引き分けたウクライナに4ポイント差をつけ、首位を守った。

 グループGのノルウェーは、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)にW杯予選での初ゴールが生まれ、ホームでオランダと1-1で引き分けた。同組では、ホームで2点のリードを生かせずモンテネグロと2-2で引き分けたトルコが首位に立っているが、上位4チームが1ポイント差でひしめいている。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)で準優勝したグループHのクロアチアは、アウェーでロシアとスコアレスドロー。得失点でロシアを上回り、首位に立っている。

 グループFではデンマークがスコットランドを2-0で下し、4連勝を飾った。(c)AFP/Martyn WOOD