【9月2日 Xinhua News】中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)がこのほど発表した2021年6月中間決算は、売上高が前年同期比50・2%増の908億8500万元(1元=約17円)、純利益が29・4%減の11億7400万元だった。

 新エネルギー車(NEV)の販売台数が15万4579台と、前年同期の2・5倍に増えた。5月にはNEVの100万台目がラインオフ。国産ブランドとして初めて生産台数で100万台の大台に到達した。

 海外展開にも積極的に取り組み、6月にはEV「唐」のノルウェー向け第1陣100台が上海を出港した。年内に合わせて1500台を引き渡す。

 7月のNEV販売台数も好調が続き、3・3倍の5万492台となった。旗艦車種のEVセダン「漢」は発売1周年となった7月の累計販売台数が10万台を超えた。

 国内では環境に優しい公共交通の発展に力を入れており、江蘇(Jiangsu)、広東(Guangdong)、浙江(Zhejiang)各省や新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)などのNEV商用車市場で地位を確立している。(c)Xinhua News/AFPBB News