【9月2日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)武威市(Wuwei)にある天梯山(てんていさん)石窟の第13号窟がこのほど、1年以上にわたる緊急修復作業を終えた。

 今回の修復は敦煌研究院などが実施した。雨水に浸食され崩れた大仏足部と両側壁面の損傷のひどい箇所を主に補修し、第13号窟大仏の全体性と美観性を回復させた。

 天梯山は、甘粛省と青海省(Qinghai)の省境に連なる祁連(きれん)山脈の東側の支脈で、石窟の開削は東晋十六国の北涼時代(397~439年)にさかのぼる。約1600年の歴史を持ち、中国の初期石窟芸術の傑作とされる。(c)Xinhua News/AFPBB News