【9月1日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は31日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-7(5-7)、6-2、6-1で予選勝者のホルガー・ビートゥス・ヌースコウ・ルーネ(Holger Vitus Nodskov Rune、デンマーク)を退け、2回戦へ駒を進めた。

 今大会で、男子では歴代最多となる四大大会(グランドスラム)通算21勝目と、年間グランドスラムの達成を目指すジョコビッチは、試合の大半で主導権を握り、2時間15分で勝利を収めた。次戦は世界121位のタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)と顔を合わせる。

 ジョコビッチは「最高のパフォーマンスではなかった」と本調子ではなかったことを認めつつ、「同時に第2セットは相手が良いプレーをしていた。第2セットは重要な場面で自分のサーブも良くなかった」と振り返った。

 敗れた18歳のルーネは第3セットでけいれんを起こし、その後は最後まで苦しんだ。ジョコビッチも「彼は第3セットの3、4ゲーム目を境にあまり動けていなかった」と述べ、「すごく苦しんでいるのが見えた。同情する」と対戦相手を思った。(c)AFP/Jim SLATER