【9月1日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は31日、フランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)からMFエドゥアルド・カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)を獲得したと発表した。一方で、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の今夏の獲得は失敗に終わった。

【写真特集】2021年夏のマーケットで移籍したサッカー選手

 18歳の新星カマヴィンガの契約期間は6年。移籍金は3100万ユーロ(約40億円)プラス、900万ユーロ(約12億円)のボーナスだと報じられている。

 わずか17歳でフランス代表デビューを飾ったカマヴィンガは、今夏PSGへの移籍もうわさされていたが、結局パリでエムバペのチームメートになることはなかった。

 レアルは前週、22歳のエムバペとの契約に向けて2度PSG側に働きかけた。特に2度目のオファーでは、今季でクラブとの契約が切れる選手に対しては破格の1億8000万ユーロ(約234億円)を提示したと考えられている。

 だが売る必要もないPSGのカタール人オーナーは、少なくとも1シーズンはエムバペ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、リオネル・メッシ(Lionel Messi)の3人を同時起用したいと考えており、今季終了後にフリーで失う覚悟ができているようにみえる。

 レアルは来年1月にも再びエムバペの獲得に動くことができ、来夏にフリートランスファーで移籍するという事前合意を結ぶこともできる。(c)AFP/Andy SCOTT and Guy JACKSON