【9月1日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属していたFWアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が、ローン移籍で2年ぶりにアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に復帰することが決まった。移籍期限の最終日となった31日に両クラブが発表した。

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 アトレティコで通算133得点をマークした30歳のグリーズマンは、1年の延長オプションが付いた1年のローン契約で復帰することになるという。

 財政難に直面しているバルセロナは前月、6度のバロンドール(Ballon d'Or)受賞を誇るリオネル・メッシ(Lionel Messi)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)移籍を止められなかった。

 2019年に1億2000万ユーロ(約156億円)の移籍金で加入したグリーズマンは、チームトップクラスの高給取りだった。

 バルセロナによれば、グリーズマンの「給与を支払う」のはアトレティコで、今回の契約にはローン期間終了後に買い取り義務が発生する条項も付いている。その際の金額については明かされていないが、報道では4000万ユーロ(約52億円)に設定されたと伝えられている。

 ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督が率いるバルセロナはグリーズマンの穴を埋めるべく、セビージャFC(Sevilla FC)からルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)を獲得した。

 バルセロナは他にも、DFエメルソン・ロイヤル(Emerson Royal)をイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に、10代のMFイライシ・モリバ(Ilaix Moriba)をドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)にそれぞれ放出した。

 一方のアトレティコは、MFサウル(Saul Niguez)をプレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に放出した。契約は1年間のローンで、買い取りオプションが付帯している。(c)AFP