【8月31日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が2-6、7-6(9-7)、3-6、6-3、6-4で四大大会(グランドスラム)通算3勝のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下し、初戦突破を果たした。

 フルセットの末にアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)での熱闘を制したチチパスは、「簡単にはいかなかった」と振り返り、「盛り返すために多くの努力が必要だった」と話した。2回戦ではフランスのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino)と顔を合わせる。

 一方、2012年大会王者のマレーは、15回目の全米出場にして初の初戦敗退となった。最終セット突入前にチチパスがコートを長く離れた際にはいら立ちをあらわにする場面もあった。

 第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は6-4、6-3、6-1でリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を退け、2回戦に進出。

 第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は、1968年のオープン化以降では最年長の42歳で予選を勝ち上がってきたイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)に6-3、7-6(7-3)、6-3で勝利し、2回戦へ駒を進めた。

 ダニエル太郎(Taro Daniel)はファクンド・バグニス(Facundo Bagnis、アルゼンチン)に3-6、3-6、3-6、ラッキールーザーの杉田祐一(Yuichi Sugita)は第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に3-6、2-6、2-6で敗れ、初戦で姿を消した。(c)AFP