【8月31日 AFP】女子テニス、カロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)のコーチを務めるサーシャ・バイン(Sascha Bajin)氏が米国のビザ(査証)を取得できなかったため、プリスコバは同氏不在で全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)に臨むことになったと、チームが30日に明かした。

 プリスコバの夫でマネジャーを務めるミハル・フルドリチカ(Michal Hrdlicka)氏は、同選手の公式サイトで「サーシャ・バインは以前から米国のビザを取得しようとしていたが、失敗に終わった」と述べた。

「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)となった昨年、サーシャは認められている期間よりも長く米国に滞在していた。彼はフロリダ州に家があり、あまり移動したがらなかった」

「しかし、こうした理由のため、今年はビザを取得できていない」

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)で決勝進出を果たし、今回の全米オープンでは四大大会(グランドスラム)初優勝を目指す29歳のプリスコバは、前哨戦となったウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)から、現役時代はダブルスのスペシャリストと知られたレオシュ・フリエドル(Leos Friedl)氏を代わりのコーチに迎えている。

 世界ランキング4位につけるプリスコバは、31日の1回戦で同130位のキャサリン・マクナリー(Catherine McNally、米国)と対戦する。(c)AFP