【8月31日 AFP】サッカーポルトガル代表で、ギリシャスーパーリーグ(1部)の王者オリンピアコス(Olympiacos)に所属するDFルベン・セメド(Ruben Semedo)容疑者(27)が30日、17歳の少女をレイプしたとしてアテネ検察に送検された。

 セメド容疑者は28日にギリシャの海辺の町オロプス(Oropos)のバーで飲酒していた際に少女と出会い、その後車で連れて行った先のアテネ郊外にある自宅でレイプした疑いが持たれている。

 被害に遭った少女から、セメド容疑者に自宅に誘われ、その場でレイプされたとの通報を受けた警察は、同容疑者を29日に逮捕。この事件に関連し、30日には同様の容疑で40歳のナイジェリア人の男も逮捕された。

 セメド容疑者の弁護人は裁判所の外で報道陣の取材に応じ、「私のクライアントは容疑を否認している。彼は告発者が19歳だと主張している」と述べた。

 一方、オリンピアコスはセメド容疑者に対して処分は科さず、裁判所の決定が出るまでコメントを差し控えるとしている。

 セメド容疑者は2年前、スペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)から4年契約でオリンピアコスに加入。ビジャレアル時代には殺人未遂罪で禁錮5年の判決を受けたが、2020年には8年間のスペイン領入国禁止に合意し、収監を免れていた。(c)AFP