【8月30日 AFP】世界の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者が、AFPの30日の集計で450万620人に上った。

 感染力の強い変異株「デルタ株」が猛威を振るう中、世界では連日約1万人の死者が報告されている。1日の平均死者数で見ると、約1万4800人だった今年1月に比べれば少ないが、約7800人だった7月初めからは増加している。

 米国では、今年1月には多い日で3380人が死亡していたが、初夏には200人前後にまで減っていた。しかし現在、4月にインドで見つかって以来多くの国で確認されているデルタ株の感染が米国でも拡大しており、過去1週間の1日の平均死者数は1290人となり、1日当たりの死者数がまた世界最多となっている。

 2021年の世界のCOVID-19による死者は、すでに2020年よりも多くなっている。昨年1年間の死者は約190万人だったが、今年1月以降に報告されている死者は260万人を上回っている。(c)AFP