【8月30日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は29日、第15ステージ(ナバルモラルデラマタからエルバラコ、197.5キロ)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のラファル・マイカ(Rafal Majka、ポーランド)が残り87キロ地点から単独で逃げ切り、ステージ優勝を飾った。

 ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)ではタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)の総合優勝に貢献したマイカは、約4年ぶりの区間優勝を飾ると「きょうは誰を待つこともせずステージ優勝を目指した。父と二人の子供のために勝ちたかった」と語り、この勝利を今年亡くなった父親にささげた。

 アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベール・マテリオ(Intermarche-Wanty-Gobert Materiaux)のオドクリスティアン・エイキング(Odd Christian Eiking、ノルウェー)は総合首位を堅持。残り6ステージとなる中、総合2位につけるコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のギヨーム・マルタン(Guillaume Martin、フランス)と同3位につけるのチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が順位を守った一方、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)が上位勢とのタイム差を15秒縮めた。(c)AFP