【8月30日 Xinhua News】中国と多くの国や地域との経済貿易交流は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に直面しながらも、途切れることなく粘り強さと旺盛な活力を示している。中でもグリーン(環境配慮型)、低炭素、デジタル経済が協力・交流分野の新たな一致点となっている。

 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は、昨年の「デジタル経済協力年」を機にデジタル経済分野の協力を深化させた。今年の「持続可能な発展協力年」は中国・ASEAN対話関係樹立30周年に当たり、双方の共同発展と共同繁栄の実現に新たな推進力をもたらしている。

 中国は多くのアラブ・湾岸諸国にとって最大の貿易パートナーで、最大の投資国でもある。気候変動への対応として再生可能エネルギーの発展に力を入れることは世界的な流れとなっており、中国とアラブ諸国がエネルギー協力を深める好機にもなっている。このほど開かれた第5回中国・アラブ諸国博覧会では、中国とアラブ諸国の代表が低炭素エネルギーを協力分野の新たな一致点と見なした。双方はエネルギーの転換や省エネ・環境保護などでそれぞれの強みがあることから、協力の先行きは明るく、エネルギーのクリーン・低炭素化や排出削減目標の実現、持続可能な発展促進のためにより大きな貢献を共に果たすことができる。

 デジタル貿易は世界の産業チェーンやバリューチェーン、サプライチェーンの再編を促しており、経済成長の新たな原動力になりつつある。中国のデジタル経済規模は2020年に世界第2位に躍進した。デジタル貿易規模は1兆4600億元(1元=約17円)と前年から20・5%増え、サービス貿易全体の伸び率を15・6ポイント上回った。(c)Xinhua News/AFPBB News