【8月29日 AFP】サッカー欧州スーパーリーグ構想にとどまっているレアル・マドリード(Real Madrid)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、ユベントス(Juventus)が、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に代わる大会の創設に向け次の一手を計画していると、28日に独誌シュピーゲル(Der Spiegel)が報じた。

 4月に欧州サッカー連盟(UEFA)から権力を奪うことを目的に12クラブが新たな大会を創設する意向を示すと、欧州中に激震が走った。

 しかしファンや選手、政治家といった各方面からの激しい反発により、48時間以内にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、ACミラン(AC Milan)、インテル(Inter Milan)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、リバプール(Liverpool FC)、チェルシー(Chelsea)、アーセナル(Arsenal)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の9クラブが脱退した。

 反旗を翻し続けているレアル、バルセロナ、ユベントスが「スーパーリーグ2.0」の発足に向けて二つのコンサルタント機関と連携していると伝えたシュピーゲルは、「スーパーリーグの準備工作:再構築、リセット、そして勝利の戦略」というタイトルの10ページの文書に目を通したという。

 その中にはトップクラブ、政治家や出資者、ジャーナリストといった重要人物の支持を得るための戦略が記されているという。

 また、チャンピオンズリーグに代わる20クラブによるスーパーリーグ1を、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)に代わる同じく20クラブによるスーパーリーグ2をつくり、両リーグに昇降格システムを採用するという別のシナリオも用意されているという。(c)AFP